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第12回 2005年3月13日(日)
『竹岡史乃、最強への道』


人にはそれぞれ、その人に見合ったあだ名がある。
ふれる〜じゅ界隈では、兄さんの[ネギ]や美春の[ブサイク]等、何だか小バカにしたあだ名がまかりとおっているのだけど、
ちゃんとした?あだ名もある。
白井は出会った当初メガネ姿が、小渕元総理にそっくりだった事から[ソウリ]と呼ばれていたし、
井草(佑介)はオランウータンに似ている事から[ウータン]とちょっと可愛い響きのあだ名がついている。
ん?ちゃんとしてない?
…じゃあ、
ムギは、伝説の裏返った声の役名[トシクン]と今でも呼ばれるし、
暁は、嫌がる本人をヨソに[ハンサム]とか[ウンコ]とか呼ばれている、
みやこは舞台上では絶対かけない[メガネ]、
そしてタケちゃんは、やっぱり[ハゲ]と…

……もはやひねりも何もない[太陽にほえろ!]レベルのあだ名が、やはりまかりとおっている様だ。
そんな中、一人…
もぉその人の代名詞とも言うべくあだ名を2つ持つ女がいる。


[竹岡史乃]、通称[オカン]…あと[ハオウ]
そぉ彼女は、ふれる〜じゅのオカンなのだ。
そしてハオウなのだ。
…と言われた所で意味がわからないと思うので、説明をしようと思います、今日は。そんなお話。

エピソード1[オカン]

[BRANDED]本番前、楽屋
宏樹さん→オカン→オニっちという順番で並んで鏡に向かって座っている。
さて、ここで本題の前に、軽くオニっちの説明をさせて頂きますm(_)m
鬼久保尚士。
ふれる〜じゅ常連客演さん。
三十路でありながら、居酒屋でただ一人、身分証の提示を求められた伝説の男。
本番前、典型的な緊張をする役者さんで、本当に落ち着きがなくなる。
楽屋にいる間ずっと
「あ〜緊張してきた。あ〜ヤバい。トイレ行きたい。あ〜歯も磨かなきゃ。」
としゃべり続けている。
初日はその緊張をほぐそうと、みんな優しく声をかけるのだが、
まぁ3日目位にはウザくなってきて、
5日目には、もはや誰もオニっちの話を聞かなくなる。
いつもそんなだ。
みんなに相手にされないオニっちは、4日目位から隣に座るオカンにばかり話しかける様になった。
オニっち「ねぇねぇ、オカン、次、何すればいいかなぁ?」
子供か、お前は。
オカン「え?顔でも洗えばいいんじゃないですか?」
冷たい声だが、キチンと受け答えはする。
オニっち「あぁ、そっか、まだ洗ってねぇや。」
オカン「本番30分前ですよ?メイクもしなくちゃダメですよ?」
年上のオニっちに、一応敬語は使っているモノの、端から見たら完全に[オカンとその子供]だ。
オニっち「あぁ、そっか、わかった。」
オカン「あ、さっき歯も磨きたいって言ってましたケド、磨きました?」
オニっち「あ、忘れてた!ありがと。」
ずっとこの調子。
オニっちも本番前唯一、構ってくれる人を見つけて安心な様子。
そんな中、親子のやりとりを隣で見ていた男が動いた。
「オカン〜俺は何したらいいかなぁ?」
舘田宏樹だ。
あらかじめ言っておけば、こちらは緊張などサラサラしていない。
ちょっと面白い空気に自分も混じりたい(よーはネタがやりたい)ダケだ。
そんな宏樹さんの心理をオカンは鋭く察知した。
オカン「はぁ?そんなの自分で考えて下さいよっ!?」
頭ごなしのお叱り。
宏樹「……はい(笑)。」
怒られる事まで、予測済みな宏樹さんはうつ向いて笑う。
そぅ、オカンはあくまでも本当に弱っている人間にダケ、優しさを見せるのだ。
そうでない人間には、容赦なく厳しい現実の風だ。
面倒味の良い、キモッタマ母ちゃんなのだ。

やはしオカンと言う呼び名がぴったりな史乃ちゃん。
だけれども、時々そのあだ名が面倒くさい時がある。
「明日オカンが、オカンが使えそうな衣装送ってくれるから、ちょっと待ってて?」
どれがどのオカンなのかさっぱりだ。
そんな時、もぉ1つのあだ名が活躍する時だ。


エピソード2[ハオウ]
漢字で書くと、覇王。
強そうだ。とゆーより、強そうな響きだから付けられたあだ名だ。
強そうなら、別に何王でも良かったんだ。
そぉ、キモッタマ母ちゃんはとってつもなく強いのだ。

居酒屋にて、宏樹さんが…
☆「この間、ハオウが寝言で『効かんっ!効かぬわっっ!』って言っててさ〜」
何者かから攻撃を受けていた様だ。
☆「最近ハオウはすぐ怒るし、すぐ殺す。カルシウム足りてねぇんじゃん?」
ん?殺す?
☆「俺見ちゃったんだよ。ハオウの食事さぁ、
あぁっ(怒)最近の若い子は、栄養が足りなくて美味しくない(激怒)ムシャムシャ…」
た、食べた……。

それを聞いてるハオウ、大爆笑。
女の子は自分をこーやってネタにされた時、
「もぉ〜やめてくださいよぉ〜☆」
と身体をくねらせ、さとう珠緒バリの声を発するのが相場ではないか?
ハオウは違う。
頷きながら大爆笑を続ける。
「そーそー、わかるわかる。」
とでも言わんばかりだ。
おっとこ前だ。
いや、頷いてもらっちゃ困るケド、そのネタ。
人間は食べないで下さいね?


史乃ちゃんの強さ、伝わりましたでしょうか?
基本的に[オカン]も[ハオウ]も、世界3本の指にランキングされる強さです。
3本中、2本を兼ね備える史乃ちゃん。
楽しみだ。
世界3強の座を手にするのは、そう遠くない未来のハズ…。

 
  本人から一言…
「いつの間にやら、そんな不名誉なあだ名がつきましたね〜。
ふと、思うと名付け親は全て宏樹さんの気が…。
何かの陰謀だと思います。…えっと、宏樹さん。後でお時間頂きます。
あ、ちなみに肉は焼いたものが好きですよ。
オカンと言われるわりにはまだ若いですよ…、気分だけ…。」
 
  包み込む様な笑顔で、みんなの話を聞く史乃ちゃん。
どんなネタでも「ドンと来い」の器の広さです。
そして後で、トイレに呼び出します(笑)。
 
  竹岡史乃memo...
あだ名通りのキモッタマ母ちゃんや、しっかり者の女医さん等、
地に足をつけた大人の女性役を、安定感のある演技で魅せてくれます。
今回のポイントは…
[お姉さん]
いつもよりちょっと若いカモ!?
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