紳士。
「俺の夢は、英国紳士なんだ。」
バカな事を言う男が二人、稽古場にいる。
森 祐貴と阪田トモヤス。
二人はとても明るくムードメーカー。
いつも稽古場を楽しい雰囲気にしてくれる。
ただ掴み所がない。
呑み屋で二人揃ったテーブルに座った日には、もはや日本語が通じているのか不安になる位、会話が噛み合わない。
なのに終始楽しそう。そして周りも楽しい。
二人の暴走パワーは果てしない。
今日はそんな二人のお話。
森「…英国紳士ってのは、女の人みたら(知らない人でも)必ず声かけなきゃいけないらしいぞ。」
どこからか間違った情報を仕入れてしまった様だ。
阪田「え?じゃあ俺、厳しいっすよ…2〜3人以上の女の人の集団見ると怖じ気付きますもん。」
…怖じ気付く?
紳士への道…遠過ぎるだろ。
そして[2人]って集団と呼べるのか?
森「やっぱり、女の人は褒めちぎったりしなきゃ駄目だよな?」
阪田「ソレは口にしなきゃいけないですかね?こぉ、なんとなーくニュアンスで…」
森「いや頑張って口に出さなきゃ紳士にはなれねぇんじゃねぇか?」
阪田「何で女の人って、言葉で言ってほしがるんでしょうねぇ。」
森「そぉだよな?言わなくても伝わるよな?」
日本男子を代表すべく二人。
英国紳士への道は…たぶん完全に閉ざされた。
二人はこんな事柄を日々、真剣に話し合っている。
みやこも日記に書いていたが、阪田君(サカティ)は本当に他人には踏み込めないワールドを持ち合わす。
一人でいても、いつも何かボケたり笑ったりしている。
どれだけ目を凝らして確認しても、周りには誰もいない。
たまに、イヤホンつけて携帯で電話してるのかと、錯覚をおこす程に喋ってる。一人で。
たぶん彼には妖精さんが見えてんだ。
ソレを端で見るのが私の日課。私には妖精さんは見えない。残念。
(写真一枚目)毎日お弁当を作って持ってくるサカティ。
ちゃんと妖精さん用と自分用の2つ作るらしい。うそ。m(_)m
稽古場では[コック]と呼ばれる程、料理が得意なサカティ。
どれだけ忙しくても、前日の仕込みを怠りない。
稽古前に買い出しをして、帰宅後、次の日のお弁当作りが始まるという寸法。
そして誰が見ても美味しそうなお弁当を稽古場に持ち込む。
今日はネギむきだしの袋を抱えて稽古場にきた。
ふれる〜じゅのシェフ、チャリ三井の座が危うい。
もう一人の叶わない紳士希望者森さん(写真二枚目)とは、出会ってもぉ4年になる。
喋らないとカッコイイと良く言われてる森さん。
芝居に関しては、大先輩でとても信頼のおける役者さんだけど、普段の森さんは基本的に信用ならない。
森さんを紹介された時、こう言われた。
友人「森さんの80%はウソで出来てるからね。」
森「そぉでーす♪森でーす☆よろしくね(^^)」
80%!?打率高すぎじゃない?どれだけ嘘つきだよ(>_<)
で本人もサラッと認めちゃったし(;□;)!!
…本人の名誉の為に、伝えておきます。
森さんは、悪いウソはつきません。どぉでも良いウソしかつかない。
英国紳士の夢だって、この言葉から始まった。
森「だって俺、クォーターだよ?お祖母ちゃんイギリス人だから」
当たり前の様にサラッと。で実際、普通にそぉかなって思えるライン。
本当は純粋なメイドインじゃぱん。そんなどぉでも…カワイイ嘘つきです。
森さんと出会って4年、ようやく気づいた事実。
森さんの95%はウソで出来ていました。
(写真三枚目)
おまけ。
だって、森さんがどぉーしてもこの子達撮って(>_<)/ってダダこねるんだもん。
この写真撮るのに20分もかかったもん。
しかも頑張ったのに中途半端な感じになっちゃったもん。
でも一番の問題は、森さんがきっとダダこねたフリしてるだけな所だ。
彼は絶対、本当はどぉでもいいと思ってるはずだ。
…更に問題を上げるのなら……英国紳士になりたいという所から、きっと嘘だろう。
今回の日記、何だったんだろう……。
投稿者 frais-rouge : 2006年12月23日 11:24
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投稿者 Gonzalo : 2007年07月06日 09:16
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