2007年05月19日

ツバサ。

囚人達のボス、ツバサ。 とにかくクセのあるこの役を演じるのは、劇団員[及川 崇治] かなり…良いと思います。 多分もともとハイパーテンションの及ちゃんの気性にあっているのでしょう。 今までの及ちゃんとは一味も二味も違う。


今回、及ちゃんは役作りで体中にタトゥーを入れてる。
いや、もちろんほんとには入れてないですよ?書いてます。
最初はきちんと、タトゥー用のシートとインクを使って丁寧に施されていた及ちゃんの身体ですが、最近はめっぽう油性マジックです。
多舞画伯の気分次第で日々、柄が足されてゆきます。
どんどん柄が増えてゆきます。
最終的にはプリズン・ブレイクになるのではないかと。
お風呂に入るとやっぱり大分落ちてしまうので、それを山本画伯と末永画伯が書き足す寸法。
なんと三人がかりで毎日一時間以上の時間をかけて、ツバサの身体は造り上げられているのです。
舞台上ではあまり良く見えないと思います。
写真でとくとご覧下さいませ。


《一枚目》
多舞画伯、お仕事開始です。
《二枚目》
正面には首を絞める鎖が。
《三枚目》
背中には自由を求める翼が。
《四枚目》
腕には、龍が…と、その下には……見えますでしょうか。
多少くずしてはありますが、漢字でハッキリと書いてあります。[及川]と。
画伯、毎日続く職人作業に飽きてきたのでしょうか。適当になって来ています。
《五枚目》
次の日…肩には……平仮名で[おいかわ]が…見えますか?
一段と読みやすくなっています。
昨日画伯はこう発表しました。
画伯「最終的には全員の名前入るから。」
バレないか?さすがにバレないか?
本日新たに、最終的には役者達の寄せ書きになるとの発表があった模様です。
素敵な言葉…考えとこ。


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ツバサ。

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2007年05月17日

イザキとトモヤ。

警部補のイザキと巡査長のトモヤ。 ツヨシが刑事だった頃に一緒に働いてた仲間達。 演じるのは、酒呑み番長[幸 亮太]とみんなの可愛い弟[鈴木 竜馬]。ふれる?じゅではもうお馴染みの二人です。 リョータとリョーマ。 今回二人とよく絡む私は、セリフ合わせやら動き合わせやら色々一緒にいる機会が多いんだけど…しょっちゅう名前を呼び間違う。 リョータとリョーマ。双子の芸人みたいな名前の二人は、性格は全然違うのにやる事が似ている。 奇跡はいつでも多舞さんとの会話でおこる。


それは2年前。「硝子の標的」という舞台で、私達は竜馬に出会った。
竜馬の役は、多舞さん(相沢)の後輩、広田。
芝居中に「…相沢さん」やら「相沢さんっ!」やら「相沢さ?ん」やら、相沢さんを呼ぶ量は一番多かった。
あの時もそうだった。
広田「駄目ですよ、相沢さん。」
強引に進もうとする相沢を、広田が止めるシーン。
そこで竜馬の口から出たセリフ
広田「駄目ですよ、多舞さん。」
多舞「……へ?」
相沢役に集中してたハズの多舞さん。突然本名を呼ばれ、何とも言えない微妙なリアクション。
演出「はい。竜馬、今何つった?」
竜馬「え…?俺、何か間違えました?」
演出「……今、相沢の事、多舞さんって言ったんだけど。」
竜馬「えぇ!?マジっすか!?」
びっくりだ。気付いてない。
もちろん台本には、[多舞さん]なんてセリフは一つもない。
竜馬「あの…振り向いたら…多舞さんが居たんですよ。だからかなぁ…」
バカな。そんな言い訳あるかよ。
竜馬「でもまさか、多舞さんって言っちゃうとは思いませんでした。」
その後も竜馬は少なくとも二?三回、相沢さんを多舞さんと堂々と言い放ちました。
演出「竜馬…本番は絶対やめてね?」
竜馬「はい!気をつけます!」


次は亮太。
“同じ事”と言ってるだけあり、亮太も今回の稽古中、ツヨシの事を多舞さんと呼びました。
しかも亮太に至っては名前の呼び間違いじゃない。
イザキ「今のオマエはマスコミだろ」
男気溢れるイザキが吐き捨てる、カッコ良いセリフ。
が…亮太の口からこう変換されて出てきた。
イザキ「今のタマイはマスコミだろ」
バカな。日本語としては成立してる。ただ…バカな。
亮太は劇団トップの記憶力の持ち主。
セリフ覚えも早いし、3年前のセリフも忘れない。
得意な科目は日本史。
オマエをタマイ。どんな変換の仕方だよ。
似てるから?若干響きが似てるから??
だけども亮太、普段多舞さんを呼び捨てにした事なんてないじゃん。
亮太「あの…振り向いたら多舞さんが居たんですよ。」
お前もか。
多舞「あっと、じゃあ俺…整形とかした方が良い??」
これから共演するカモしれない役者さん方。
[振り向いたら多舞さん]にはくれぐれも注意して下さい!


【写真】
一枚目
Ein Arzt以来またしても貴重な写真。
亮太がとても楽しそうに写ってくれました。
まぁお酒が存分に入っているからですが。
竜馬「チェ・ジュウいいっすよねぇ!」
亮太「チェ・ジュウて誰?アグネスチャン?」
ね?酔っ払いちゃん。

二枚目
作品中に出てくるキャッチボールシーンの稽古最中。
ボールがそれて窓に当たらない様フォローする刑事二人。可愛いから載せてみた。
日記では二人のダメっぷりを披露してしまいましたが、作品中は刑事として、かなり熱い、そして程よくいい加減な(良い意味で)芝居を繰り広げてくれます。
お楽しみに!!

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イザキとトモヤ。

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シオリ。

昨日、無事に幕を開く事が出来ました。 ふれる?じゅの初日は大抵いつもそうなのですが、バタバタと色々な事がたくさんあって、だけど役者達は舞台上で生き生きしとりました。 スタッフさんと役者さんと…一つの作品を創る全ての人達の結束がより深まった本番になったのではないかと思います。


今日は、エイジが妹の様に可愛がっている女子高生[シオリちゃん]の話をします。
シオリ役は、「Ein Arzt」で見事にリアルな中学生を演じた[堀口 智加ちゃん]。通称チビ。
想像以上に何人もの人に聞かれました。
「あの子役の子、高校生?もしかしてほんとに中学生?」
立派に成人した大人の女性です。


今回はちょっと大人になって高校生役。
演出「今時の女子高生がいいんだ。ちょっとヤサぐれた、現実的な女の子。」
チビ「はい!」
演出「渋谷にいそうな感じ。」
チビ「はい!」
一生懸命、実年齢より五歳は年下の役を演じるチビ。
演出「可愛いなぁ…キラキラしてる。今回はそぉいうのじゃないんだ。もう一回。」
チビ「はい!」
一生懸命演じるチビは、どうにもこうにも愛らしい、12歳前後の女の子。
演出「…可愛い過ぎるんだよなぁ。」
迷った演出、ひとまず言葉遣い(台詞)を荒くしてみる。
可愛い。
あぐらをかかせてみる。
…やっぱり可愛い。
演出「じゃあ高校生だと思わなくて良いや。場末のスナックのママさんみたいにやってみて?」
チビ「???…はい!」
……無理があったらしい。
場末のスナックのママさんなんて、チビが生きてきた今までで、きっとツチノコと同じ位はレアな存在なんだ。
チビ「…すみません?…」
小学5年で18歳…二十歳の時に32歳……今までの人生、実年齢より大幅に顔が老けていた私にとっては、羨ましすぎる悩みだ。
さて、チビは無事に高校生に成長出来たのか。
これからご来場下さる皆様、本番を楽しみにして下さい!!

《写真》
暗い飲み屋で撮ったら超怖い写りになっちった。
なのにチビ「ひゃはぁ?変な顔?(笑)じゃあコレ使って下さ?い♪」
あ、コレでいんだ。
そしてじゃあ、て。



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シオリ。

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